美濃の四季・お祭り・名所
美濃の四季とお祭り
「うだつが上がる」1300年の歴史
1300年の歴史と伝統を誇る美濃和紙のふるさと・岐阜県美濃市。長良川がゆったりと流れるこの町では、季節のうつりかわりをおだやかに、ゆったりと味わうことができます。春の訪れを町全体で祝うかのような華やかな花みこし、やさしい和紙のあかりを楽しむために日本中から観光客が集まる『和紙あかりアート展』・・・美濃の町は、その町の代名詞でもある『美濃和紙』と密接に結びついたお祭りでいっぱいです。
東海北陸道美濃ICを降りて国道156号線を北上し、美濃市役所を過ぎたあたりの右手の奥一帯に、和紙とうだつのあがる美濃の町並みが見えてきます。ここへは長良川鉄道美濃市駅からもアクセスできます。
この界隈を進むと町並みギャラリー山田家住宅をかわきりに国指定重要文化財小坂家へと。 町並みの中ほどにあるこの小坂家は江戸時代より酒造業を営んできた旧家である。この小坂家の一番の魅力は美濃市内でも類を見ない卯建をあげた美しい起り屋根との事です。
さらに奥に進むと古川家、平田家なども現存するうだつのあがる旧家として保存されています。一角の突き当たりを左手に折れ、市役所方面に逆戻りするように進むと忽然とタイムスリップでもしたかのような町並みを目にする事となります。右側には宝勝院、隣に大石家さらに左手には数件の昔ながらの風情を持つ旧家がずらりと並んでいます。左手にある旧今井家住宅美濃資料館にはにわか蔵やうだつ蔵、日本庭園などがあり常に催しなどが行われていて一見の価値ありのポイントです。日本庭園の中にある水琴窟は庭園造りの最高技術と言われ別名洞水門とも呼ばれているそうです。更に奥に進むと観光協会「番屋」がありより詳しい情報を得られます。駅方面に向かった道脇に婦人商工会館番屋2号館があり歴史ある花みこしや山車、美濃流し仁輪加などを知る事もできます。鉄道ファンには魅力の旧美濃駅舎と電車なども展示されており美濃駅もあり、一年を通して「うだつのあがる町並み」を堪能していただけます。
美濃の四季とお祭り 春
美濃まつり・花みこし
美濃まつり・山車
美濃まつり・流しにわか
うだつの町家の五月の節句
美濃の四季とお祭り 夏~冬
神洞(カンボラ)地区のゲンジボタル
美濃町家回廊 涼の音の散策
美濃市花火大会
美濃の四季とお祭り 秋
美濃和紙あかりアート展
明かりの町並みin美濃町
大矢田神社ひんここ祭り
冬
ますの家・猪鍋
美濃の名所
美濃といえばうだつのあがる町並み・・・とだけは思っていませんか? 美濃には豊かな自然と歴史を物語る建造物と、鉄道ファンの方に喜んでいただけるテツ分もご用意しています。東京から日帰りもできる美濃、ぜひ一度遊びに来て下さい。
美濃和紙の里会館
1994年(平成6年)に美濃和紙の産地蕨生地区にできた博物館です。美濃和紙の歴史や製造工程の紹介の他、紙漉き体験ができるワークショップもある参加体験型の施設です。「かみがたり」という美濃和紙の里会館が独自で発行する情報誌があり、会館での出来事や通常のチラシなどに掲載されていないイベント情報等が載せられています。
1F パブリックフロア。紙に関する企画展示室とレストラン「はなみこし」がある。
2F 第1展示室―美濃和紙の歴史や技術、紙漉きに使う道具の紹介、全国各地の和紙との対比展示をしています。
第2展示室-和紙の持つ可能性を紹介してます。
ハイビジョンホール-和紙の原料や製作工程、用途などの紹介映像を上映しています。
図書館 和紙に関する図書や美術工芸等の専門書を所蔵しています。
地下1F ワークショップ。紙漉きの実演、体験ができ、でき上がった作品は持って帰ることができます。
TEL 0575-34-8111
住所 美濃市蕨生1851-3
美濃和紙あかりアート館
小倉公園・小倉城
1600年(慶長5年)、関ヶ原の合戦で西軍に与した鉈尾山城主佐藤方政は改易となり、その領地は飛騨高山城主金森長近に加増されました。1605年(慶長10年)、長近は高山城を養子可重に譲り、小倉城を築いて移って行きました。1607年(慶長12年)に長近が没すると、可重は長近の実子長光に二万石を分地されました。この上有知(こうずち-今のうだつの上がる町並み)金森氏は、長光が1610年(慶長16年)に没しましたが継嗣なく断絶となり、上有知は、1615年(元和元年)に尾張徳川家の所領となり、廃城となった小倉城に代官所が置かれました。
小倉城は、現在では小倉公園となっています。小倉山城は、山腹に本の丸を置き、石垣の上には二層模擬櫓が建てられ、櫓横の二の丸から本の丸への石段があり、かつての小倉城の雰囲気を今に伝えています。山腹から山頂までの遊歩道の各所に曲輪跡と思しき削平地と僅かに残った石垣が見ることができます。小倉山の山頂には、天守閣風の三階建ての展望台があり、東には佐藤方政の居城があった鉈尾山城が見え、眼下に長良川の流れと美濃市街が開け、ここから見る360度の眺望が絶品です。敷地には、サルやシカ、ウサギ等などがいるミニ動物園も併設されており、市民の憩いの場となっています。
住所 美濃市泉町1571-1
川湊灯台
長良川畔の上有知(こうずち)湊は金森長近公(かなもりながちか)によって開かれた港で、江戸時代から明治時代末年までの物資の流通、交通の中心として繁栄しました。しかし、明治44年の電車の開通によって徐々に衰退していきました。
現在は、かつての上有知湊を象徴するかのように川畔に建つ高さ9mの木製の長良川港灯台と舟着場への石段、舟運の安全を祈るために奉祀された住吉神社、文化年中郡上連中が奉献した石灯籠などがわずかに残されており、昔を物語る姿をとどめています。特に住吉型川湊灯台は県下には大垣市と美濃市に残るのみで、全国的にも珍しい建造物で、江戸時代末期に建てられたものと推定されています。交通の変遷と美濃市の歴史を語る貴重な史跡として、灯台を含む一帯の地が県指定史跡となっています。
住所 美濃市港町1489-3
旧美濃橋
道の駅「にわか茶屋」
鮎の遡上する清流長良川に隣接し、緑豊かな山々がもたらす四季折々の景観美が大変素晴らしいです。サイクルステーションで自転車をレンタルし「うだつの上がる町並み」や「和紙の里」を訪れることができます。地域野菜や鮎料理、地域特産物などの品揃えも豊富で、自然と食のスローライフが満喫できます。
TEL 0575-33-50225
住所 岐阜県美濃市曽代214
古城山
片知渓谷
洲原神社
鹿苑寺地蔵堂(六角堂)
長蔵寺舎利塔・洲弥壇
長良川鉄道
長良川鉄道は、岐阜県関市に本社を置く鉄道会社です。現在、美濃町に来ている唯一の鉄道で、かつてはトロッコ列車が走っていました。美濃太田駅(美濃加茂市)から北濃駅(郡上市白鳥町)を結んでいます。
途中、温泉を併設しているみなみ子宝温泉駅があり、長良川鉄道を利用して訪れた客は降車時にもらえる証明書を持参すると、入湯税の50円だけで入浴できます。
TEL 0575-23-3921
住所 岐阜県関市元重町74-1