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「手漉き」と「機械抄き」-気になる「手漉き」と「機械抄き」の違い
同じ「和紙」と呼ばれるものでも、「手漉き」と「機械抄き」があります。ここでは、ふたつの違いについて考えてみましょう。
 
手漉きと機械抄き 「手漉き」は伝統的な「流し漉き」「溜め漉き」の技法を使用し、職人が一枚一枚丁寧に漉いています。仕上がった紙には四方に手漉きの特徴である「耳」ができます。また、職人の手作りであるので、一点としてまったく同じものは存在しません。また、「溜め漉き」の技法を利用して「機械抄き」では製造できない厚さのある紙を造ることができます。

「機械抄き」は和紙の伝統的な製法である「流し漉き」の手法を機械に置き換えて製造する方法です。比較的均一な紙を造ることができ、洋紙ほどではありませんが大量に造ることができます。しかし、伝統的な原料から製造しますので「手漉き」と同様に天然原料の持つ光沢や風合いを活かした美しく強靭な紙を作れます。

本来は「手漉き和紙」こそが「和紙」という存在であったとされていました。しかし日本古来の「手漉き」が色々な道具や手法を取り入れて進歩し現在に至ったということを考えると「機械抄き」も「和紙」の形の一種と考えられます。
「流し漉き」 日本独自の手漉き技法。靱皮繊維(雁皮・三椏・楮など)の紙料にネリ(植物性粘液)を混ぜ、簀桁ですくい上げ、全体を揺り動かしながら紙層をつくり、簀桁を傾けて余分な紙料を流す。横にも縦にも破れにくい紙ができます。
「溜め漉き」 中国古来の紙漉きの技法。日本独自の流し漉きと違い、ネリを用いない。一枚ごとに簀桁の中の水を簾の間から自然に落として漉き上げる。証券や賞状などに用いられる局紙は溜め漉きで漉かれています。