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紙と和紙の歴史-文化と生活を支えた、紙と和紙の歴史

鎌倉 武家の世。鎧の中にも和紙が 鎌倉時代から室町時代には、公家にかわって武士が権力をもつ世の中となりました。
公家が懐中紙として使用したのと同じように武士は鎧の引合(ひきあわせ-胴の右脇で前と後ろとを引き締めて、あわせるところ)に入れたため、そこから「引合」の名でよばれるようにもなりました。

また播磨国の杉原紙や越前国の奉書などもこのころ出始めました。一方、斐紙は、鳥の子紙の名でよばれる雁皮紙と、このような淡黄色ではない三椏紙(みつまたがみ)の2系統に分かれ、越前五箇村や駿河国伊豆方面で発達して全国的に普及していきました。

雁皮紙は肌が滑らかでペン書きもできるため、外国の宣教師にも人気があったらしく、これに属する多くの紙名が、後の1603年(慶長8年)に長崎で出版された『日葡(にっぽ)辞書』に集録されています。

 
室町時代 傘・灯り。庶民の生活の日常品へ 室町時代から建築様式に書院造が流行するにつれ、建具として襖障子(ふすましょうじ)のほかに明(あかり)障子に用いる紙の需要が増していきました。また雨傘用の紙が全国で増産されていきます。ちり紙も広く使用されるようになり、庶民の日常生活の必需品として紙が多彩な用途をもつようになりました。